NHK大河「どうする家康」がさえない最大の理由 TV業界と視聴者の“感覚のズレ”あらわ

公開日: 更新日:

「20~40代の“コア”な視聴者を呼び込もうという当初の思惑は当たらなかったようですね」(テレビ誌ライター)

 嵐・松本潤(39)主演のNHK大河「どうする家康」。26日に放送された第8話の平均世帯視聴率は12.1%(数字は関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、前回から1ポイントもダウンしている。

「そもそもリアルタイム視聴が減ったうえに、大河はBSプレミアムの午後6時からの先行放送を見るファンも多い。とはいえ、せっかく若い視聴者の注目を集めようとマツジュンや、『コンフィデンスマンJP』などで人気の脚本家・古沢良太氏を起用してこの数字じゃあ、《危険水域》などと報じられても仕方がないですよ」(前出のテレビ誌ライター)

 前作「鎌倉殿の13人」の全話平均12.7%と最低でもトントンか、それ以上が“目標”らしい。

「CGを多用しているのも、カット割りや展開を早くしているのも、すべて若い視聴者向け。それらを嫌がる大河のオールドファンがたとえ離れても、新しい視聴者を開拓できればと考えていたようですが、すっかりアテが外れてしまっている。このままでは、単に中高年の視聴者が見切りをつけて終わりになるかもしれません」(スポーツ紙芸能担当記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?