志村けん50代での変化に影響したか…吉田拓郎が「Shimura-X」で語っていた生き方

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 コメディアン・志村けんさん(享年70)が他界し、3年の時が流れた。その人気は根強く、いまだにザ・ドリフターズや志村さんのコント特番が放送されている。そんな中で、個人的に思い出深いのが1996~97年に放送されていた「Shimura-X」(フジテレビ系)だ。

 ゴールデン帯から深夜帯へと移った最初の番組で「バカ殿様」「変なおじさん」のような強烈なキャラクターは一切出てこない。いわば「となりのシムラ」(NHK)の原点とも言える、素朴な出来事をモチーフとするホームコメディーだ。

 また当時、“素のトークが苦手”と口にしていた志村さんが、番組の中にゲストとのトークコーナーを設けたのも新鮮だった。つい最近見返して、とくにゲスト出演した吉田拓郎のスタンスが、後の志村さんの生き方と重なっているように思えてならなかった。

 40代までは、ほとんどテレビに出ないカリスマ的なシンガー・ソングライターとして知られていた吉田拓郎。それが、1996年から「LOVE LOVE あいしてる」(フジテレビ系)でジャニーズのKinKi Kidsとともに司会を務め、ハイテンションキャラの篠原ともえらと共演。意外な組み合わせに世間が驚いた。

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