著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

藤島ジュリー景子氏が“公の場”に出た背景…ファンの行動がジャニーズ事務所社長を動かした

公開日: 更新日:

 ジャニーズも<外部カウンセラーや有識者による相談窓口を設ける>などの対策をしていくという。

 ジュリー社長自ら公の場に出た背景に垣間見られるのがファンの存在だ。11日にファン有志の会が会見。加害者の検証などを求めるオンライン署名約1万6000筆を事務所に郵送したことを発表した。TBSの「news23」は彼女らの行動と新たな被害者のインタビューも放送。

「報道機関がどれだけこうした被害を報道してきたのか。少なくとも私たちの番組ではお伝えしてこなかった現状があります」とメインキャスターの小川彩佳は「今後はこうした訴えを報道していきたい」と語った。ファンの行動が番組を動かしジュリー社長を公の場に立たせた。

 ジャニーズはことのほかファンを大切にしてきた。最たる例が情報発信。私生活も含めタレントの新情報を真っ先に報告するのがファンクラブの会員たち。見方を変えれば、ファンを減らさないための企業努力である。

 一方、メディアにとってジャニーズファンは時にやっかいな存在だった。所属タレントの女性問題を報じると、メールのない時代は一部のファンが雑誌の編集部に電話かFAXで抗議してきた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった