著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

藤島ジュリー景子氏が“公の場”に出た背景…ファンの行動がジャニーズ事務所社長を動かした

公開日: 更新日:

 過去、どんな事案も文書で対応してきたジャニーズ事務所。今回は初となる藤島ジュリー景子社長が公式サイトに動画を掲載し謝罪。メディアからの質問には書面で回答という異例な形を取った。

 社長の公式発表を受け、一貫して沈黙していたワイドショー、スポーツ紙も一斉に報道した。喧伝されていたジャニーズに対する忖度を裏付けるかのようでもあった。

 3月の英国BBC放送のドキュメンタリーに端を発した創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題。1999年に「所属タレントへのわいせつ行為」を報じた「週刊文春」も新たな告発者の告白を毎週掲載。先週の時点で12人。うち2人は実名・顔出し。衝撃的な話に事務所は「深刻な問題」としながらもジャニー氏は故人であるため「事実を認める、認めないと一言で言い切ることは容易でない」とした。

 自民党と旧統一教会問題と似た構図にも見える。

 安倍晋三元首相が銃撃された事件でクローズアップされた旧統一教会と自民党の一部議員の癒着。

「安倍氏が亡くなった今、調べることは難しい」と野党の追及をかわしていたが、重い腰を上げるように内部調査を始め、新たな法律までできた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった