(2)コンビの将来に不安「レオナルドやゆーとぴあみたいなコントはもう受けない」

公開日: 更新日:

 ただ、それも一時のことだった。

服部「公演が終わって劇場が閉館になると、コントをやる場所がなくなりました。それで、ホープ師匠が所属していた事務所、サワズカムパニーに入れてもらったわけです」

青木「当時、『ボキャブラ天国』というお笑い芸人が大勢出てたバラエティー番組に、サワズ所属のブーマーさんも出ていて人気がありました。それで地方営業なんかは、抱き合わせで、おこぼれの仕事をもらってた」

服部「ただ、我々のコントは若い客に受けない。言い訳ですが、2人ともストリップ劇場で修業した芸人特有のにおいがあったので、受け入れられなかったのかと。特にテレビは、スタジオに見に来るのは若者ばかりですし、しかも『3分でまとめて下さい』と言われる。ストリップ劇場では、踊り子さんの出番までつなぐのが芸人の役目ですから、長くはできるけど短くできない」

 ストリップ劇場出身のコント芸人の宿命なのか。

青木「レオナルドやゆーとぴあみたいなコントは、もう受けない時代なのかと思いました。でも、僕らはそういうコントしかできません。コンビの将来に不安を感じたのは確かです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ