「コイカギ」元メンバーに1000万円詐欺疑惑 “誰でもアイドル時代”に潜む炎上・不祥事リスク
知名度を上げるため、インフルエンサーが故意に炎上を起こすことも珍しくないが、地下アイドルグループの炎上は別の理由もあるようだ。
「日本のアイドル市場は、ともに育てて大きくしていくことに喜びを感じるファンが多く、そのためアイドルに不完全さや未熟さを求めます。韓国のアイドルは、歌やダンス、外見など全ての完成度をしっかり高めた状態でデビューさせますが、日本は真逆です。また地下アイドルは、極端に言えば、やる気さえあれば誰でもなれてしまうハードルの低さもある。炎上を起こすような人材が紛れ込んでしまう一因となっているでしょう」(同)
またアイドルグループを管理し、運営する事務所自体もノウハウがなく、手探りでファンとともにグループを大きくしていこうという事務所も多い。
トラブルを起こすのは女性の地下アイドルだけではない。今年1月には、メンズ地下アイドルグループとして活動している当時25歳と22歳の男性が、ファンである当時15歳と17歳の女子高生に対し、みだらな行為を行い、東京都青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕された。
応援する側もされる側も、深みにハマらない、適度な距離感を求められているようだ。