著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ハリウッドザコシショウの原点は「よくわからないけど、とにかく元気」なこと

公開日: 更新日:

 この優勝の直後に、偶然、東京・神保町の漫才劇場の楽屋で彼と再会しました。たまたま大阪から仕事で行っていた時に、楽屋で一人でいると、誰かとの待ち合わせで突然現れたザコシ。昔となんら変わることなく礼儀正しく「おはようございます! ご無沙汰しております!」と深々と頭を下げてあいさつをするザコシに「久しぶりやな! R-1おめでとう! なんかお祝い言うために待ってたみたいなタイミングやな。やっぱり縁があんねんで~」と再会の握手をしてしばらく話をしました。

M-1グランプリ2022」で優勝したウエストランドが「R-1には夢がない」と揶揄するネタで物議を醸しましたが、ザコシは「おかげさまで仕事も増えましたし、何より僕の芸をポカンとして見てたお客さんが喜んで見てくれるようになったのがありがたいです。30分でも楽にできます」。「営業であれを30分やんのん!? 疲れるやろ?」と聞くと「全力でやってます! 僕よりお客さんの方が疲れてるんじゃないでしょうか?」とNSCの頃と変わらず目をキラキラさせながら、どこか気恥ずかしそうに話し「全力投球しかできませんから頑張ります!」と力強く丁寧に言ってくれました。

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