著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

長州力はなぜウケている? TVでは“ちょいカワおじさん”、実はレスリングの超エリート

公開日: 更新日:

 そういえば最近、テレビで長州小力を見かけないが、どうしているのだろう。長州力のものまねでブレーク。「キレてないですよ」というキラーフレーズで一躍人気者になった。

 コロッケのものまねで美川憲一が再び脚光を浴びたように、小力のモノマネを機にバラエティー界に足を踏み入れたのが本家の長州力だ。本人がテレビで活躍するようになり、小力の出番が減ったとしたら皮肉な話ではないか。

 それにしても「キレてないですよ」からの長州の活躍は目覚ましい。2018年には大河「西郷どん」に出演し、幕末の長州藩士・来島又兵衛役を演じて、禁門の変で「リキラリアット」を繰り出し、21年の「俺の家の話」では本人役で登場するなどドラマにも起用された。

 22年には70歳で「東京ガールズコレクション」に出演してランウエーデビュー、YouTubeやTikTokなどで発信、SNSをうまく使って若い世代にも人気があるとか。現役時代を知らない若い世代にしてみれば面白いおじさんとしか思っていないかもしれないが、長州は高校3年の時に国体で優勝、20歳でミュンヘン五輪に出場、22歳でスカウトされて新日本プロレスに入団したエリートだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?