小林幸子「とまり木」1曲で億単位の印税! 作詞・作曲家が明かす質屋通いからの逆転人生

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 なぜそれほど熱心に?

「私は24歳のとき、作詞・作曲家としてデビューしここまで生きてきましたが、食べられるようになるまで、たくさんの方のお世話になりました。たとえば、当時、住んでいた練馬区関町の質屋さん。長針のとれた置き時計や住んでいた下宿先の畳、無名の私が書いた楽譜や友人の油絵などを持ち込み、『必ず偉くなって取りに来ます』とハッタリをかまして500円、1000円と借りていました」

 ギャグ漫画のような話だ。

「何度か栄養失調でフラフラになったことがあるほど、当時は貧困にあえいでいました。だから、いただいた恩がありがたく、いつかどこかで返さねばご先祖さまに叱られる、と思っていました。私は今、慈善活動で出会った人たちの顔が、毎朝目覚めると真っ先に思い浮かびます。彼らは生きるために野菜やジャムを作って売る。僕も同じ働く仲間として歌を作る。彼らの存在が歌を書くエネルギーになるのです。きれいごとのようだけど、くたばるまで続けようと思っています」

 夫人の理解はあるのだろうか。22歳のとき、3歳年上の関西学院大学教授の娘と結婚。2人の子どもに恵まれ、長男は公認会計士、長女は幼稚園の先生に。孫に女の子が2人。

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