フジ「ONE DAY」初回は“から回り”…「VIVANT」大成功で豪華キャストドラマがトレンドに

公開日: 更新日:

あれこれ詰め込み過ぎでは…

 二宮は逃亡犯、中谷は報道キャスター、大沢はシェフとドラマは3つのパートに分かれ、同時並行で進む。無関係のような3つの物語がどのような形で交錯するのか、興味深くはあるが、初回を見る限り、“から騒ぎ”ならぬ“から回り”といった感じ。

「逃亡編」。二宮が演じるのは記憶をなくした逃亡犯。とにかく逃げる二宮の走りがすぐ捕まってしまいそうにへなちょこなのと、それを追う刑事がおマヌケ過ぎる。なのに中村アン演じる謎の女がすぐに二宮を見つけてしまうところも謎。カーチェイスは「VIVANT」で散々見せられてきた上に爆破ありのあちらに比べて見劣りする。

「地方テレビ局編」。中谷が演じるのは横浜テレビの看板キャスター。担当していた報道番組の打ち切りと料理番組への異動を告げられる。報道よりもバラエティーという上層部と闘う中谷。昨年テレビ局を舞台に、冤罪事件を追及した社会派ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い─」の長澤まさみを彷彿させるが、安っぽさは否めない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー