ジャニーズを去る白波瀬傑氏が生涯背負い続ける業…43年前「17歳の少年」に説いたこと

公開日: 更新日:

 こんな見方をする芸能記者もいる。

「ジャニー氏の性加害を隠蔽してきたことは問題です。一方で、白波瀬さんは『事務所のためにジャニーさんを守ってきたのに、なんで自分が追及されないといけないんだ』と思っているのではないか。ある意味、被害者意識もあるはず。そしたら、その気持ちを素直に喋ればいいと思います。根本的に悪いのはジャニー氏ですから」

■17歳の少年に「明朗快活でウソをつかないように」と説いた白波瀬氏

 かつて、アイドル誌に17歳の少年から《ぼくはジャニーズ事務所のようなところに入って将来はマネジャーになりたいと思っています。どうしたら入れるのでしょうか。教えてください》という質問が寄せられた。白波瀬氏は運転免許の必要性を述べた後、こう書いた。

《明朗快活で声が大きい子がいいですね。もちろん礼儀正しいこと、ウソをつかないことも大切です》(『近代映画』80年6月号)

 明朗とは「嘘やごまかしがないさま」という意味である。もはやジャニー氏を庇う必要はない。白波瀬氏は今一度、この回答を思い出し、記者会見で本音を話してほしい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」