歌舞伎町悪質ホスト問題は日本の宿痾…城咲仁「潮目が変わったのは2003年の浄化作戦」と指摘

公開日: 更新日:

 歌舞伎町の悪質ホスト問題で、ホスト出身のタレント城咲仁(46)が今昔をテレビで語って話題だ。まずは「売掛金」というツケで若い女性がんじがらめになり、風俗や路上での売春を強要されるケースについて。

「僕の時は、1カ月売り上げたら、それを全部給料日までに入金しないと、給料日に逆に払わなきゃいけないわけです。ホストは何を考えるかというと、信頼がある、返済能力がある人にしか売り掛けというものはさせないんです」

 そのため、経済力のある40歳以上の女性客中心の商売をしていた。現在は高校を卒業し上京してきたばかりの女子大生らが狙われている。その潮目の変わり目として、2003年からの歌舞伎町浄化作戦を挙げた。

「深夜0時から朝の5時半という営業時間をダメにしたことによって、今までは銀座のクラブのママとか、接客に対して厳しい人が飲み歩いていたんです。だからホストもしっかり接客して、しっかりとした身のこなしをしていないと、ボトルが開かないんです。稼げないんです。だから一生懸命、ヘルプも頑張って、先輩たちに褒められたいから実力を磨いたんです。人間性も磨いたんです」

 上京したての女子学生に売掛金を背負わせたとしても、未成年者取り消し権によって、帳消しになった。しかし2022年に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた。それで「大人の社交場」だったのが、少女らがアイドルタレントらを応援する「推し活」と同じような場と化していった結果が現在だという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった