歌舞伎座vs新橋演舞場“新作歌舞伎”対決の行方…シリーズ化を期待したい「流白浪燦星」に軍配

公開日: 更新日:

 歌舞伎座と新橋演舞場が新作歌舞伎で競っている。

 新橋演舞場は『流白浪燦星』。こう書いて、「ルパンさんせい」と読む。モンキー・パンチのコミックのキャラクターを戦国時代に登場させる趣向。ルパンは片岡愛之助で、時々アニメ版のセリフまわしをして沸かせる。

 もともと歌舞伎のキャラクターでもある石川五ェ門は尾上松也で、峰不二子は市川笑也、次元大介は市川笑三郎、そして銭形には市川中車で、それぞれ適役。他に、市川猿弥、尾上右近らにも見せ場が用意されている。大野雄二の音楽も流れて、盛り上げる。

 歌舞伎の名作・名場面を適度に入れ込み、歌舞伎ファンを楽しませるが、といって、歌舞伎を初めて見る人も置き去りにしていない。舞台転換がもたつくなど、改良したほうがいい点はあるが、娯楽作として楽しめる。シリーズ化を期待したい。

■アトラクションの域を出ていない『今昔饗宴千本桜』

 歌舞伎座の第一部『今昔饗宴千本桜』はバーチャルアイドル・初音ミクとのコラボ。「超歌舞伎」として、2016年から幕張メッセで上演されているシリーズの新作。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網