日テレ「24時間テレビ」消滅危機…募金着服事件、感動ポルノ、ジャニーズ性加害問題のトリプルパンチ

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 その理由について日本海テレビ制作関係者が証言する。

「田村は『24時間テレビ』の寄付金を金庫から持ち出し自分の口座に移していたと証言しているが、この20年の間に募金会場から寄付金を本社の金庫まで運搬する役割も担っていた。募金は、莫大な寄付金以外、基本、領収書を発行しない。田村はここに目を付けたわけです」

 すでに日本海テレビは所轄警察署である鳥取警察署に被害届を提出。

「金の使い道は、パチスロに飲食、加えて女遊びに使っていたそうだ。パパ活にも手を出していたといった情報もある。県警の取り調べが進めばもっと悪質で最悪な結果が出てくるかもしれない」(前出の日本海テレビ関係者)

■民事での告訴も検討中

「24時間テレビ」を巡っては、視聴率を取るために障害者に何かをチャレンジさせる演出が「感動ポルノ」と批判され年々その声は高まっており、さらに出演者に対しギャラが支払われている点や性加害問題で揺れる旧ジャニーズのタレントを起用することに批判の声もあがっていた。そんななか、今回の事件はまさにダメ押しになってしまった格好だという。

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