城下尊之
著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

八代亜紀さんの“すっぴん美貌”に驚かされた 取材終わりに目の前で化粧を落としてくれ…

公開日: 更新日:

 また、八代さんは画家としても知られていて、40代から主に油絵を描くようになり、1998年からはフランスの「ル・サロン」展に5年連続で入選し、日本の芸能人としては初めてそこの正会員となった。何度目かの入選の時だったか、取材で僕が「描きかけの絵や過去の作品も見せてほしい」と頼んだところ、「運べないので自宅に来てくれるならOK」という返事だった。期せずして“プチお宅拝見”までさせてもらったわけだ。この時も八代さんは、うれしそうだった。

 そんな八代さんのやさしさに甘えて、インタビューもほぼ終わったところで、かなり無理なお願いをしてみた。当時、彼女は「厚化粧だ」と言われたり、逆に「いや、すっぴんでも変わらない」と言われたりもしていたので、「本当のところはどうなのか?」と実に失礼なことを尋ねたのだ。そうしたら、ご本人は大笑い。もう他に撮影がないことを確認した上で、「じゃあ、ちょっと」とドレッサーの前まで案内してくれた。

 やおら化粧落としのクリームを塗って、「どうですか?」と聞いてきた。もちろん、つけまつげは取ってはいるが、地のまつげも長く、目もクリッと大きくいつもと変わらない。正直、すっぴんの美しさには驚かされた。

 本人も自信があったのだろう。その後、やはりすっぴんでCMにも出ていたものだ。そのきっかけといったら何だが、テレビで化粧をしない姿を見せてくれたのは、僕の取材が初めてだったろうと思っている。合掌。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  2. 2
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  3. 3
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  4. 4
    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

  5. 5
    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

  1. 6
    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

  2. 7
    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

  3. 8
    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

  4. 9
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  5. 10
    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?

    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?