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松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

今からでもいい、上川外相は麻生太郎氏の無礼を公の場で糾弾するべきだ

公開日: 更新日:

 ところで、元首相にして現副総裁の麻生太郎氏が1月28日に福岡県遠賀郡芦屋町で行った講演が物議を醸している。上川陽子外相について「カミムラ」と2回も苗字を間違えたかと思えば、「俺たちから見てても、このおばさんやるねえ」「この間ニューヨークで会ったけど、外交官の手を借りなくて『私がやるからいい』ってどんどん会うべき人たちには自分で予約を取っちゃう。あんなことできた外務大臣は今までいません」と持ち上げたり、「そんなに美しい方とは言わんけれど」と容姿を蔑んだり。もう言いたい放題。

 そもそも「俺たち」「おばさん」って何よ? 麻生太郎83歳、永田町ボーイズクラブ古参メンバーの面目躍如! とイヤミのひとつも言いたくなる。講演翌日に公開されたスピーチの録音データを聴いたぼくは、居ても立っても居られず、X(旧ツイッター)に以下のポストをしたほどだ。

「麻生太郎という人が下劣極まりないことは論を俟たないが、笑って応えた聴衆も猛省すべきだろう。会場となった福岡・芦屋町近辺の支持者なのか」

■福岡エリアで威光を放つ「麻生」の名前

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