キックボクサーから「和製ブルース・リー」に…風間健さん80歳 長男の筒井道隆さんが俳優を選んだワケ

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「沢村忠が大人気でしたから『打倒沢村』ってことで、テレビ局の対立構造に組み込まれました。沢村忠はTBS、私は日テレ。契約に縛られて戦う機会には恵まれなかった。そんな頃、俳優として映画に出演したんです」

 風間さんを映画の世界に誘ったのは千葉真一。実は若き日の風間さんは、千葉真一の住むマンションに居候していたのである。

「少林寺拳法の頃の知り合いが千葉氏の高校の後輩、その縁で曙橋のマンションで共同生活を送りました。しばらくして、『本物の武道を教えてほしい』って言うもんですから、徹底して突きや蹴りを教えたんです」

 千葉真一が設立したジャパンアクションクラブ(JAC)にも風間さんは協力を惜しまなかったが、数年後、関係に亀裂が入る。

「彼の紹介で多くの映画に出演したんだけど、ほとんどノーギャラ。金銭的にルーズで付いていけなくなった。それを機に俳優業とは縁を切ろうと考えていたんです。ところが……」

■長男は俳優の筒井道隆

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