TBS「アンチヒーロー」好発進でも立ちはだかる重い課題 「VIVANT」のネトフリ惨敗リベンジなるか?

公開日: 更新日:

VIVANT」は、民放ドラマでは異例の1話あたりの制作費が1億円だと報じられた。予算を潤沢に使って制作したのはNetflixオリジナル作品として台頭し、テレビやTVer放送以外で収益を上げる目論見もあったことが伺える。しかし蓋を開いてみれば、監督の福澤克雄氏が「続編は決まっていませんし、僕には決められない」「なぜかと言うと大赤字です」と「第14回ロケーションジャパン大賞」の授賞式で述べるほど収益的には苦しかった。

■『Eye Love You』は新規層へのリーチに成功

「『アンチヒーロー』は、大規模ロケがあった『VIVANT』ほどの予算はかかっていないと考えられるので、そこまで予算の回収に躍起になる必要はないと思いますが、ネトフリでのランキング入りは、普段テレビドラマを見ない層にもリーチできるチャンスにも繋がります。前期の『Eye Love You』は、ネトフリユーザーにも人気のチェ・ジョンヒョプを起用し、日本だけでなく韓国ランキングにも入り、ネトフリからテレビでのリアルタイム視聴を始めたという声もあるほど。まさに新規層へのリーチが成功した例といえるでしょう」(同)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった