NHK会長苦言で藤島ジュリー景子氏は役職退任も…取引続く“スマイルとスタート”の曖昧な関係性

公開日: 更新日:

 このところ慌ただしい動きを見せているのが、旧ジャニーズ事務所(SMILE‐UP.、以下スマイル)前社長の藤島ジュリー景子氏(57)だ。

 5日、スマイルが発表したのが、社会貢献活動を行う一般社団法人「Mindful(マインドフル)」の設立。スマイル関連会社の元役員やスマイルの現役員などが名を連ねている同法人の理事会にジュリー氏の名前はないものの、企業の株主に当たる一般社団法人の社員にジュリー氏は就任している。

 スマイルはマインドフル設立について、ホームページで次のように説明している。

《当法人(※マインドフル)は、これまでに弊社並びに所属タレントへたくさんのご支援、ご声援をいただきました皆さまへの感謝とともに、恩返しの意をもって誠心誠意活動を行ってまいります。なお、当法人は、理事の過半数を外部から起用するなど、将来的に廃業する方針である弊社からの経営上の独立性を確保したガバナンス体制を構築し、サステナブルな運営に努めてまいります。》

 現在、スマイルは創業者、故ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害に遭った被害者への補償に専念し、補償業務が終了次第、廃業することになっている。そのため、マインドフルはスマイルが行っている社会貢献活動を、スマイル廃業後も継続するために設立された、ということになっている。

「ジュリー氏はスマイル廃業後も社会貢献活動の資金の出し手で居続けることがわかります。これまでジャニー氏が日本の男性アイドル帝国と巨万の富を築いてきた陰で、1000人近い被害者から性加害の告発を受けている。ジュリー氏からは一族の責務として社会貢献活動に関わり続けるという意志を感じます」(芸能ライター)

 しかし、その一方で批判の声があがっていたのが、スマイルから分離独立し、今年4月に本格始動しているエージェント会社「STARTO ENTERTAINMENT(以下、スタート)」への影響力をジュリー氏が保持し続けている点だという。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝