南果歩は艱難辛苦を乗り越え60歳で“玉”になった 夫の不倫が原因で2度離婚も初孫誕生に歓喜

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渡辺謙との再婚後はLAで家族3人での暮らしを女性誌に連載

 渡辺との再婚後はロサンゼルスで家族3人での暮らし女性誌に連載していた。

「幸せいっぱいに見えました。ところがこの結婚も謙さんの不倫から破局。乳がんも見つかり、闘病もあって、またつらい日々を過ごされたようにみえました。ただし、このときも恨み事や泣き言を公には一切されず、毅然とされていました。その後サンフランシスコに滞在し、日本の事情を知らない友人たちとの交流で、気持ちを立て直すことができたと語っていました。それだけ心の中は苦しかったのではないでしょうか。息子さんが一番の心の支えだったのかもしれません」

 2度目の離婚発表の際、南は「これからは曇りのない笑顔で、私らしく歩んで参りたいと思います」と前向きなコメントを発表した。

「そのうえ謙さんが再々婚を発表された際は、真っ先に祝福のコメントを送られたのです。南さんの優しい気持ち、人間としての器の大きさ、芯の強さを感じたものです」(小柳さん)

 そして自ら我が道を見いだしていったようだ。被災地でのボランティア、子供たちへの絵本の朗読である。スポーツ紙芸能記者が言う。

「読み聞かせはもともと長男にされていたそうですけど、兵庫県尼崎市出身ということもあって、阪神・淡路大震災から、それを災害支援に役立てたいと思い立ったそうです。東日本大震災の東北、熊本、先月は能登に足を運んで、読み聞かせを継続しています」

 能登では七尾市能登島小などをまわり、「つらい現実に直面した時、想像の世界が救いになる。これからも支援を続けたい」と意気込みを語った。

 そうした現在の活動をみると、以下のコメントでの孫への思いがさらに伝わってきそうだ。

《Babyにたくさん絵本を読んであげたいな。色んな美しいものと出会って欲しいな。悲しみにも抗わずその感情を自分のものにしていって欲しいな。いやいや、多くは望むまい。ただただ、自分の人生を自分の足で歩んで行くことを私は応援するだけです》

《これから楽しいことがたくさん待ってるよ。あなたに出会えたこと、この上ない喜びです》

 乳がん検診の啓発運動にも参加したり、バンドでボーカルを楽しんだりもしているらしい。SNSにアップされた画像には、初孫を抱っこした、おばあちゃんになった南果歩のほほ笑みがある。

「南さんの幸せな姿を誰もが心から祝福していると思います」(小柳さん)

 艱難辛苦を乗り越えてきたからこそ南果歩は“玉”になった。

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