著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

神田正輝の原点でもある「石原軍団」を振り返ると昭和の芸能界の縮図が見えてくる

公開日: 更新日:

 ビートたけしを師匠と慕う弟子が集まり結成された。ほぼ素人の集まりだったが、リアクション芸でたけしの冠番組に団体で出演。茶の間の人気者になり一大ブームをつくった。やがて事務所幹部とたけしの間に不協和音が生まれ、たけしは独立して個人事務所を設立。たけし軍団は解散した。残された軍団のメンバーは個人で活動を続けているが、元々、団体で強さを発揮していただけに、個になると弱い一面もある。

 軍団と似た存在に萩本欽一の「欽ちゃんファミリー」や「小室(哲哉)ファミリー」もあったが、家族から子供が巣立つように、個人で活躍した。

 昭和の芸能界に大きな足跡を残した軍団も、今の芸能界に居場所はない。俳優もフリーになる時代。「軍団」の名はすでに死語かもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束