松崎しげるさん 母親がつくる「鶏皮の佃煮」はあさりの佃煮よりうまい!メシ3杯は食べられた

公開日: 更新日:

松崎しげるさん(歌手/74歳)

 ベテラン歌手の松崎しげるさんのおふくろメシはごはんが進む鶏皮の佃煮。残った汁もごはんにかけたら極うまの絶品メニューになる。今もフェスの主催など精力的に活動する原動力は自らの手料理だ。

  ◇  ◇  ◇

 おふくろがいつも鶏皮を煮込んで作っていましたが、これがうまくてねえ。

 まずたっぷりの湯で鶏皮を煮込む。調味料はその煮込んだ汁を大さじ2杯くらい使うのがコツ。他に酒、みりん、醤油を同割入れ、砂糖も入れて。

 さらにショウガ。うちはきざみショウガを入れてましたね。この方が食感がいい。弱火で汁けが少なくなるまで煮る。

 おふくろは親父には白髪ネギを上にのせてましたね。子供はネギはあまり好きじゃないから。

 同じ佃煮でも、あさりの佃煮よりもうまくて(笑)。子供の頃は鶏皮の佃煮があればメシ3杯は食べられちゃう。鶏皮を全部食べた後は残り汁をごはんにかけて食べてました。これも抜群にうまいですよ。

 残っただし汁を使って煮込みうどんを作ってくれたのがまたおいしい。東京育ちだから、うどんといえば醤油の味が濃いんだけど、醤油は少なめにして塩味を足していました。シイタケを入れて煮込むとメチャメチャうまい! あと野菜を多めに入れてくれたかな。

 僕は昭和24年生まれでまだ食糧難の時代でしたから、おふくろは料理上手でもあり、工夫上手だったんですよね。いわゆる下町のお母ちゃんて感じの料理で。

 うちの家の前がお豆腐屋さんで、店先におからが山のように積まれ、欲しい人はタダで持って帰っていいんです。それをおふくろはよくいただいてきて、家族で食べました。おからを他の具材と混ぜたり、いろいろと工夫してね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」