陣内貴美子が切り開いたアスリートの「セカンドキャリア」 14年半務めた「news every.」卒業

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 日本テレビ系「news every.」でメインキャスターの陣内貴美子(60)がこのほど9月27日で番組を卒業することを発表し、こう感謝を伝えた。

「仲間やスタッフが私の居場所をつくってくれて、14年半という長い間、番組に出演することができました」

 1992年のバルセロナ五輪のバドミントン日本代表で、引退後、スポーツキャスターに転身。そのときのことを「日経クロスウーマン」(2021年)でこう振り返っている。

「ところが(引退の)1年後に思いがけず、フジテレビからスポーツキャスターのお話をいただき、会社に相談したところ『バドミントンの世界しか知らないだろうから社会勉強してこい』と背中を押された。そして1994年にスポーツキャスターになったのを契機に、軸足をテレビ界に移しました」

 そして「プロ野球ニュース」のキャスター・リポーターとなり、春のキャンプでノックを受けるなど体当たりの取材を行った。「news every.」は前身の『NNN Newsリアルタイム』から出演し続けた。報道の分野で役に立てるのだろうかと不安を抱える日々だったそうだが、「発する言葉ひとつで人の心に寄り添うことも傷つけることもできてしまうことを知って、伝える言葉の重さと大切さを学びました」と目を潤ませた。

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