追悼・楳図かずおさん 日刊ゲンダイに打ち明けた「グワシッ!!」誕生秘話と漫画界への“遺言”

公開日: 更新日:

「グワシッ‼」──その日、赤白ボーダー柄の服で現れるなり、巨匠は第一声を発した。「漂流教室」「まことちゃん」などで知られる漫画家の楳図かずおさんが10月28日死去した。88歳だった。

 恐怖、ギャグ、SFと多彩なジャンルで独自の世界観を展開したレジェンドに、記者が日刊ゲンダイ「注目の人直撃インタビュー」の取材でお会いしたのは2022年3月のこと。「楳図かずお大美術展」で27年ぶりの新作となる101枚の連作絵画を発表。漫画の表現手法さえも超越した新たな挑戦が話題を集めた頃だ。

「言葉の勢いで、いきなり下りてきました。モノを力強く『グワシ』と掴むイメージかな」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」