著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

河村たかしさん国政に復帰 今も強く印象に残っていること

公開日: 更新日:

 NSCの講師目線で見ると「腰が低くて誰が相手でも態度を変えない」「できる限りわかりやすい言葉で話す」「独特の間を持っている」「キャラクターが確立している」というのは芸人として売れる要素もしっかり持っておられたことに気づきます。

 今でも強く印象に残っているのは、何百兆円と膨らみ続ける国の財政赤字の話の時のこと。「どないかできませのん?」と聞かれると、「なんの心配もありゃせんがね」と一言。「けど、ニュースでも新聞でも大赤字や、このままでは財政破綻するから税金上げなあかん言うてまっせ」と問われると「確かに赤字もあるけど、外国債とか国有地とかそれ以上の国有財産があるから相殺したらほとんどありゃへんよ」とキッパリ。ネットもあまり普及していない時代で、私も出演者らも初めて聞く話に「ホンマでっか?」と半信半疑でしたが、今なら河村さんの話が当たり前にわかります。

 後に名古屋市長になられると“税収が減る”という反対を押し切って、減税して数年後には増収に回復させました。「税収が減っとるから増税するんじゃなしに、減税して購買力を増やさにゃ税収は増えんのだで。ダマされたらいかんでよ」と当時から強く言っておられました。

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