松本人志「裁判終結」の後味の悪さ…“物的証拠なし”強調、“慰謝料なし”告発女性の立場は?

公開日: 更新日:

《これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました》

 ダウンタウンの松本人志(61)が、自身の性加害を報じた「週刊文春」発行元の文藝春秋を、名誉棄損と記事の訂正を求めて訴えていた裁判は8日、松本側の訴え取り下げにより終結した。当初、長期化必至と言われていた裁判だが、11日に予定されていた2回目の弁論準備手続き直前に決着を迎えることに。

《どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします》 
 
 松本側が提訴取り下げを発表した際、こうコメントしていることから、早くも松本の芸能活動再開に話題が移っている。だが、突然の裁判終結がいくつかの不可解な点を残したことは否定できない。
 
「松本側のコメントで強調されているのが、性行為を強制したことを証明するような“物的証拠”がないとする点です。しかし、飲み会に参加していた女性は文春の記事で携帯を取り上げられたと書かれていたことから、そもそも物的証拠を残さないようにしていたのではという疑問が残ります。さらに、告発女性が裁判で証言すると意思表示をしていたことから、それが実現する前に慌てて訴えを取り下げられた感も否めません。そもそも、飲み会で性行為自体があったか否かについても触れられていません」(女性週刊誌記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒