(3)保険適用になる人は? 誰でも治療を受けられるわけではない

公開日: 更新日:

 前回の記事を読んで「治療を受けてみたい」と思った方もいるでしょう。しかし、少し待ってください。先に治療の話をしましたが、「誰でも保険肥満症の治療を受けられる」わけではありません。治療が受けられるかどうかは、まず「肥満症かどうか」の診断によって決まります。診断なしに保険適用の治療は受けられないのです。

 では、肥満症かもしれないと感じたら、どこを受診すればいいのか。内科(特に糖尿病・内分泌・代謝内科)や、肥満症を専門に診るクリニックが窓口です。「肥満外来」を設けている医療機関を探してみてください。大学病院にも設置されているところがあります。

 受診すると、まず問診と身体計測が行われます。身長・体重からBMIを算出し、腹囲を測定して内臓脂肪の蓄積を評価します。続いて血液検査で、血糖値、HbA1c(糖尿病の指標)、血中脂質、肝機能、尿酸値などを確認します。必要に応じて腹部超音波検査などの精密検査も行われます。

 重要なのはここです。検査などで「肥満症」と診断されても、「ウゴービ」と「ゼップバウンド」の治療の対象となるとは限りません。肥満症と診断される条件のひとつが「BMIが25以上」であるのに対し、「ウゴービ」もしくは「ゼップバウンド」といったGLP-1受容体作動薬を使用できるのは「BMIが27以上」という条件を満たした場合になります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮