紅白出演をソデにした旧ジャニーズ痛恨の“判断ミス”…NHKに出たい若手タレントが大量退所危機

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 今回の一件はスタート社の今後に想像以上に影響を与えることになるという。

「音楽番組はしばらくないですよ。ドラマなどのオファーも激減する」(前出のNHK関係者)

 こうしたNHKサイドの動きに対し、敏感に反応するとみられているのがスタート社に所属するタレントたちだ。今後、昨年とは別の意味で大量離脱の可能性があるという。

「テレビ不況といわれる今、潤沢な制作費があり、ギャラをしっかり支払ってくれるのはNHKだけです。NHKのギャラが安いといわれたのは昔の話です。今や地上波やBSプレミアム、さらにNHKプラスなどの配信料も加わるため民放局よりギャラは多くなります。スタート社の若手は、なんだかんだ言ってNHKのドラマやバラエティー番組に出演したい。スタート社にいるとそれが不可能だとわかれば離脱が相次ぐでしょう。これはスタート社の判断ミスだと思いますね」(前出の民放キー局関係者)

 性加害問題がクローズアップされた昨年は、嵐の二宮和也が10月24日、生田斗真が11月20日、岡田准一が11月30日、風間俊介が12月31日と連続退社。今年に入ってからは堂本剛が3月31日に、そして松本潤が5月30日に退所した。

 さらにここへ来て、今回の紅白出場辞退騒動である。“気に食わないことがあるとタレントを引き揚げる”という旧ジャニーズ事務所さながらの時代錯誤的なタレント管理を続けていたら、スタート社に残る意味はなくなったと判断するタレントたちからも三くだり半を突き付けられるだろう。

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