著者のコラム一覧
渡邉寧久演芸評論家・エンタメライター

新聞社文化部記者、テレビ局ウェブサイト芸能デスクなどを経て演芸評論家・エンタメライターに。東京新聞に「渡辺寧久の推し芸人」などを連載中。文化庁芸術選奨の選考委員、国立劇場専門委員、浅草芸能大賞専門審査委員などを歴任。台東区主催の芸術イベント「江戸まちたいとう芸楽祭」(名誉顧問ビートたけし)の実行委員長を務める。2024年夏から、新宿2丁目のミニ演芸場「シン・道楽亭」の運営にも携わっている。

東大院卒の古今亭菊正は入門志願で師匠に「よしたら」と言われた

公開日: 更新日:

古今亭菊正

 イキのいい二つ目がひしめきあう落語界。なかでも飛びっきりの5人を演芸評論家の渡邉寧久氏が厳選。聞いて損なし! 見て感激!未来の大名人たちよ!

  ◇  ◇  ◇

 寄席の楽屋も近年、高学歴化が進んでいるが、古今亭菊正(32)は日本の最高学府の最高峰出身。東京大学卒業後、同大学院の修士課程を修了するという芸人修業にはまったく役に立たないハイエンドなスペックで、演芸人になった。師匠の古今亭菊太楼(56)が、入門志願を受けた際にもらしたひと言は「よしたら」。

 父はロシア語の通訳。モスクワで生まれ、生後半年で母の母国にやって来た。高校時代、落研(落語研究会)を創設。芸人になりたいことを親に打ち明けたら「東大の卒業証書があれば、なんにでもなっていい」という言質を取り付けた。1年の浪人生活を経て、見事合格。入学直後に、落研の門を叩いた。

「基本的には古今亭らしい噺が好きですね」というスタンスで、“古今亭三題噺”である「井戸の茶碗」「幾代餅」「火焔太鼓」を早く手の内に入れたいともくろむ。現在は「幾代餅」だけ。

「『火焔太鼓』の稽古を師匠に頼みましたが、ちょっと待ってね、とお預け状態です」

【連載】令和7年巳年 落語界気鋭の二つ目

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」

  2. 2

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  3. 3

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  4. 4

    元小結・常幸龍貴之さんは土俵付きレストランの店長に「序の口デビュー27連勝」の記録持つ

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    “女性芸能人”を斡旋? また炎上中…timelesz篠塚大輝の繰り返す失言と秀才キャラの崩壊がもたらす影響

  2. 7

    原菜乃華がWEST.重岡大毅"デキ婚"発表で「深刻なもらい事故」…ヒロイン競争は“ライバル”出口夏希が王手

  3. 8

    「ちょっと一発かまそうよ」 城島健司の発案で結果的に他球団の選手には“申し訳ないこと”をした

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた