「時代と寝た男」加納典明(20)動物王国を経て、モデルからは「オオカミの目が優しくなっちゃった」と言われた
あのまま東京にいたら早死にしてた
加納「そうさ。びっくりした。男子としての欲望も変わらずあったし、パワーも変わってなかった。だから俺としては別に変わったところはないんだけど、やっぱり俺の中の何かが、王国での4年間の余暇を通して変わったんだろうね。映画『ローマの休日』*のアン王女ではないけどね」
※ローマの休日:1953年公開のアメリカ映画。イタリアローマを訪問した某国のアン王女(オードリー・ヘプバーン)が、宿泊先から出たときにハプニングで男性新聞記者(グレゴリー・ペック)と恋をするたった1日の冒険を描き、世界中で大ヒットした。
増田「なるほど。やっぱり大きなことだったんですね、畑さんとの4年間は」
加納「おそらくね。ムツさんとの4年間は忘れられない時間だよ。あれ以前と、あれ以後、どっちがいいのかとか比べてもまた意味ないんだけども。ただ、ああいった劇的な4年間というのは誰でもか経験できることじゃないから」
増田「そういう強い影響、やっぱりお互いにあったんですね」
■関連記事
- 【前回を読む】「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」
- 「時代と寝た男」加納典明(18)俺が撮った山口百恵の写真こそが本当のエロス。篠山紀信も「やられた」と
- 「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド
- 「時代と寝た男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」
- 「時代と寝た男」加納典明(15)「娘には甘かったけど、双子の息子たちにはシビアに接した」
- 「時代と寝た男」加納典明(14)ムツさんは理論、俺は感応。物事の理解の仕方がまったく違った