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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」

公開日: 更新日:

 小説、ノンフィクションの両ジャンルで活躍する作家・増田俊也氏による新連載がスタートしました。各界レジェンドの一代記をディープなロングインタビューによって届ける口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇

増田「ヒグマといえば、典明さんが動物王国に滞在したころといえば、ムツさんが“どんめい”を飼っているときですね。どんべえは『どんべえ物語』*という本やアニメになったりして有名ですが、その姪のどんめい」
 
※どんべえ物語:畑正憲が1971年に北海道に渡り、初めて飼ったヒグマのどんべえとの出会いと生活を描いた動物記録文学の金字塔。嶮暮帰島への移住後に子熊として貰われてきたどんべえ、そして一緒に浜中町の動物王国へ移り住み、巨大化していくどんべえの姿を愛情溢れる筆で描く。どんべえの死を悼んで書かれた『さよならどんべえ』は続編。
 
加納「うん。いたね、どんめい」

増田「触ったりしましたか、どんめいに」

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