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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(20)動物王国を経て、モデルからは「オオカミの目が優しくなっちゃった」と言われた

公開日: 更新日:

増田「一流のトップですからね。東京に戻られてから、やっぱりその4年間の〝放牧〟っていうのの成果っていうんですか。そういうものを具体的に感じましたか」

加納「具体的にあげろと言われると難しいけど、精神的にずいぶん変わったな」

増田「写真家としての第1期黄金期がムツゴロウさんの動物王国へ行く前だとすると、第2期黄金期が山口百恵をテレビで見て東京へ戻ってからということになります。間に4年間の休息をはさんで。撮影する対象、モチーフもやっぱりちょっと変わってきたりしたんですか」

加納「それはあると思うな。そもそも俺が変わってしまったみたいでね。〝みたい〟っていうのは自分ではわからないから。人に言われたわけよ。たとえば昔撮ったことがあるモデルと会ったときに『加納さん、昔と違う』っていうわけだよ。『昔は目に電気がついてて、オオカミのような目をしてたよ。その目がなんか優しくなっちゃった』って言うわけだよ。こっちは全然そんな意識はないんだけど」

増田「そんなこと言われたら驚きますね」

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