「アイドルフェス」盛況にみる「推し☆カワイイ」文化 アイドルと同世代の女性ファンが増えた
「オタク」から「推し」へ変化
「6、7年前くらいから学生たちの発するワードが『オタク』から『推し』に変わり、推し活カルチャーの裾野が一気に広がったように感じています。さらに5年前のコロナ禍の行動制限される中で“推す”ことの楽しさを覚え、行動制限がようやく解除されたことで反動的に一気に盛り上がったと考えられます。女子大に通う学生たちを見ていると、自分にかけるお金はコスパ重視で、その分を“推し活”に移行し、推しに惜しみなくお金を使っているようです」(影山氏)
なぜそこまで、同年代の女性までもがアイドルを“推す”のか。推し活が流行した裏側に「カワイイ」と「自己肯定感」というキーワードがあるという。
「アイドルは自己肯定感を具現化してくれる、ある種のアバター的要素があるのだと思います。成功していく姿に自己実現を重ね合わせ、日々の活力にしている。学生たちに自分が主役になりたくないのかと聞くと、矢面に立つことが怖いから、というような回答もありました。就職でも近年、マネジャー希望者が一定数おり、これも推し活の延長線上のようです」(影山氏)
Netflixではサンリオアニメ「My Melody & Kuromi」が世界2位を記録。主題歌は星野源プロデュースの「Kawaii」でLE SSERAFIMが歌っている。カワイイは日本だけでなく世界制覇しつつある。
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