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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

原油高止まりと節約志向で景気の先行きに暗雲…日本の自動車産業はターニングボイント

公開日: 更新日:

 ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートのペア、皆を喜ばせた「りくりゅう」と、未成年の闇バイトで皆を怖がらせる「トクリュウ」。この2つのリュウ、仮名言葉に「希望と不安」の錯綜に戸惑うような年金生活の高齢者が着実に増える日本。イラン情勢を受けた物価上昇で節約志向も強まり、景気の先行きは見通し難である。

 日本は、少子高齢化の人口減少、非正規雇用や年金生活者の増加が、経済規模(総需要)を拡大しにくくしている。内閣府の世帯類型別シェア(2020年)によれば、2人以上世帯は61.9%、単身世帯は38.1%。とりわけ全世帯の2割程度を占める「2人以上高齢(65歳以上)無職世帯」の平均消費性向は、統計が存在する2010年以降、おおむね115~120%程度で推移し、「貯蓄から投資へ」とは無縁が続いている。

 景気の先行きは原油高止まりで不安視され、消費者は節約志向。日本の総需要が増えにくくなる。総供給が不変なら需給ギャップ(国の経済全体における「総需要=実際に使われたお金」と「潜在供給力=本来生産できる能力」の差を指す)から考えて、物価は下落と思えるが、実際は4月の消費者物価指数(除く生鮮食品)は前年同月比1.4%上昇した。

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