“新入部員”桑田真澄さんはやはり普通ではなかった…あのPL名将に衝撃を与えた「80m遠投」

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「名将中村順司元監督が語る史上最強PL学園野球部の真実」(第2回~3回途中まで=2014)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の人間関係や“事件”の雰囲気が、ありありと浮かび上がる。

 今回はあの桑田真澄氏について。橋本清氏(PL学園→巨人)が恩師・中村順司元監督を取材しながら自身の体験を懐古した「名将中村順司元監督が語る史上最強PL学園野球部の真実」(第2回~3回途中まで=2014)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

「入学してきてすぐの桑田の遠投は衝撃的だった。後にも先にもあんな選手は見たことがない」

「あのときの球の軌道は今も脳裏に焼きついている。後にも先にも、あんな遠投をする選手は見たことがない」

 監督がそう言って振り返るのが、私の2つ上の先輩、桑田真澄さん(元パイレーツ)のこと。

 当時、PLの野球部には全国から優秀な中学生が集まってきたが、入学して1カ月間は上級生と一緒に練習させてはもらえない。私のときもそうだった。新入生だけでソフトボールをやったり、体力測定みたいなことをやったり。遊び半分のそういう中で、監督やコーチが1年生の体力や身のこなし、性格などを観察していたと知ったのは後になってからだ。

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