(4)スマホは脳の特定領域だけを過剰に刺激する
2019年にWHOがゲーム障害を精神疾患として正式に認めてから7年が経ちました。
ゲーム障害はネット依存がもっとも強い状態で、ゲーム障害の子どもは、ほぼ全員ネット依存と考えられます。「ネット・ゲーム使用と生活習慣に関する実態調査」(国立病院機構久里浜医療センター、2024年度)によると、この数年間で若年層(10~29歳)のネット依存傾向はより高くなっているそうです。
「今はネット依存というよりスマホ依存の状態です。私の臨床経験でも、子どものスマホ依存は深刻な状態になっています」
こう話すのは20年以上前からインターネットうつ・依存に取り組んでいる酒井和夫・ストレスケア日比谷クリニック院長です。酒井院長のところにやってくる小学生の6割は、スマホ依存になっているといいます。
内閣府の調査(「青少年のインターネット利用環境実態調査」2024年)によれば、小学生のスマホ所有率は58.1%で、12.3%に依存傾向があるということです。
また、冒頭の久里浜医療センターの2014~2023年の経年調査では、スマホ所有開始年齢が10歳から8歳へ低下しているとも報告されています。


















