「世界で一番怖い答え」と「魔法少女山田」には共通する怖さ…“令和のホラーブーム”トレンドとは?
ここ数年は“令和のホラーブーム”を思わせる状況
「心霊番組が少なくなった」と言われて久しいが、2020年代に入って徐々に盛り上がりを見せ、ここ数年は“令和のホラーブーム”を思わせる状況が続いている。
今年7月には「口を揃えた怖い話」(TBS系)、8月には「(秘)衝撃ファイル【真夏の怪事件SP!謎の現象に襲われる新婚旅行…】」(テレビ東京系)などが放送されており、TVerでは夏限定の「ホラー・都市伝説特集2025」をスタートさせ、心霊番組やドラマ、アニメなど幅広いジャンルの“怖いコンテンツ”を配信中だ。
そんな中、もっとも現代らしさを感じさせるのがフェイクドキュメンタリーだろう。とくに7月放送の「魔法少女山田」(テレビ東京系)は、プロデューサー・大森時生氏が仕掛ける「TXQ FICTION」の第3弾として注目を浴びSNSを賑わせた。
前述の「世界で一番怖い答え」と共通するのは、ジワジワくるいやぁ~な感覚。それは、まるで長期不況や天災が続く日本のリアリティーを反映しているかのようだ。
(文=鈴木旭/お笑い研究家)