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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(60)「一番使ったカメラは…。そのとき、『こいつ』と棚から掴んだものが一番なんだよ」

公開日: 更新日:

 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇ 

増田「じゃあ、例えば今、週刊プレイボーイやFRIDAYが毎週女性を撮るシリーズを典明さんのセレクトでと依頼があったらやりたいですか」

加納「やりたいね。ただの可愛い、ただの美しいというよりは、やはりなんか人として良くも悪くも生きることへの愛を持っているというか、そういう現実を持ってる子を撮ってみたい」

増田「つい最近、レースクイーンを撮影されたそうですね」

加納「湊川えりかね」

増田「彼女も問題を起こした子ですね」

加納「そうだね。撮影も面白かったよ」

増田「いまは電子カメラを使ってるんですか」

加納「そうですね。電子カメラに切り替え始めた頃まではいろいろ使ってましたよ。シノゴ(4×5)のフィルムカメラもあったし、そのたびごとにあらゆるカメラを使ったよ。ハッセルブラッド*。 キヤノン。 ニコン。ミノルタ。ライカ。ローライフレックス。コンタックス。あとジナーとかリンホフとか」

※ハッセルブラッド:スウェーデンの世界的高級カメラメーカー。携帯できる小型のレンズ交換式カメラの開発で有名。第2次世界大戦のときに撃墜したドイツ航空機にあったカメラを参考に製作したのが大きな転機となった。

増田「リンホフっていうのはどこのカメラですか?」

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