高速道路の入り口でこちらを睨みつけ…渡哲也の“凄み”を一瞬で感じたエピソード
最近、舘ひろし(75)がテレビのトーク番組に出演し、いろいろな話をしていた。その中で「実は僕は渡さん(故・渡哲也)から演技力を磨けと言われたことがなく、『ひろし、おまえ、最近芝居が上達したな。“ダメだ”』と言われたことならあります」と意味不明のアドバイスをもらったと語っていた。そして「石原さん(故・石原裕次郎)も渡さんも、もちろん僕も含めて石原プロって伝統的に大根役者が多い」と続けていた。
舘が以前の話を語るのは珍しいので、ネットニュースにもなっていた。
このコラムでも伝えたことがあるが、石原プロの名物、故・小林正彦専務が「渡哲也が演技派だとは言えないが、圧倒的な“存在感”がある。うちはそこで勝負しているんだ」と口にしたことがある。そりゃそうだ。映画でもドラマでも渡さんが出演するだけで、その重みやインパクトが違ってくる。
実は、僕が渡さんの“凄み”を一瞬で感じたことがある。まだ高速道路にETCがない頃のことだ。いつも石原プロ関係の取材に行っていた複数のリポーター、記者の乗った車が走っていた。


















