トレンドを牽引する「有吉クイズ」の面白さはワンクッション挟んだ多種多様な企画にある
昨今、「有吉クイズ」(テレビ朝日系)の企画には目を見張るものがある。「動いてないLINEグループ既読に出来るかQ」、街を歩きながら雑学クイズに興じる「有吉と知の巨人~雑学が止まらない旅~」、ロケ中に感じた本音をメモする「メモドライブ」など多種多様な企画がどれも面白い。
11月30日には、ChatGPTを使用して再ブレークを狙う企画「スギちゃんたち一世風靡芸人×生成AIでネタをリメイク」を放送。昨年からAI企画は定番になりつつあるが、“スギちゃん、クマムシ、ジョイマンの再ブレークネタをAIに委ねてしまう”という乱暴さが加わりおかしさが増している。
ChatGPTが考える「ワイルドだろぉ」「あったかいんだからぁ」「いきなり出てきてゴッメ~ン、まことにすいまメ~ン」に代わるネタとはどんなものか。これを解答者の有吉弘行や狩野英孝、ヒコロヒーらが予想し正解を狙うのだが、相田みつを風や語呂の悪いフレーズなど“ピンボケしたネタ”が生成されてあえなく撃沈。とはいえ、瞬時に何個も候補を生み出すあたりにAIの進化を実感する。


















