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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

ローリーは魚雷バットで本塁打王を取ったプラチナグラブ授賞捕手

公開日: 更新日:

カル・ローリー(マリナーズ/捕手/29歳)

 昨シーズン60本塁打を放ってメジャーを代表するホームランバッターと見なされるようになった強打の捕手。

 60本塁打は薬物の力を借りずに打ち立てたシーズン本塁打記録ではジャッジの62本と、マリスの61本に次ぐ偉大な記録であるため、例年ならすんなり満票でMVPに選出されたと思われるが、昨年はジャッジも好調でMVP投票は両者の一騎打ちに。1位票を17票獲得したジャッジが、13票のローリーを上回ったのは貢献ポイントの差だろう。

 ローリーは2022年から3年連続で30本塁打前後を打った実績があるが、昨年は序盤から異次元のペースで一発を量産した。これは魚雷型のトルピードバットを使い始めたことが大きい。とくに右打席ではバットの抜けがよくなり、8.41打数に1本という驚異的なペースで本塁打を放った。

 現監督のダン・ウィルソンがマイナーで捕手インストラクターをしていたころ、マンツーマンで指導を受けて一流の捕手になるイロハを学んだ。2人は太い絆で結ばれており、24年8月下旬にウィルソンが監督に就任した後、マリナーズと6年総額約160億7000万円の長期契約を交わし、師匠を支え続けていく姿勢を鮮明にした。

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