最終回! 間宮祥太朗「良いこと悪いこと」の“裏テーマ”は…日テレが仕掛けた考察ブームで問われる“想像力”
日本テレビがこのドラマをやる意味
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「考察重視のドラマだから、素直に考察で盛り上がるのは“いまどきのテレビの遊び方”として成立しています。日テレがそこに注力したがるのも分かる」としながら、「でも、僕はあの“セクシー田中さん問題”の日テレがこのドラマをやる意味についても、つい考えてしまいます」と、こう続ける。
「考察に夢中になるだけじゃなくて、物語の“芯”についても考える人がいるといいな、と思います。自分が面白いとか正しいと思ってやった言動が、誰かを傷つけてしまっている可能性もあるということに、少し気をつけてみるとか。《そんな説教じみた番組じゃないよ》なんて言われるかもしれませんが……考察エンタメなんだけど、このドラマによってちょっとだけでも今後の言動に“周囲の感情に対する想像”が加われば、傷つく人も減るんじゃないかと。そして、それが日テレ自体にできているのかな、なんて思いながら見ています」
考察で盛り上げながらも、“気づき”を与えるのが裏テーマだったとしたら、それは“良いこと”なのかもしれない。
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