テレ東がまたまたグルメ番組の新ジャンルを掘り当てた?「ここ、偉人も来てました」は人物伝としても見られる
テレビをつけても食べてばかり。朝から晩まで芸能人が「おいしい!」「軟らか~い」と言いながらモグモグモグ。いい加減うんざりしている人がほとんどだと思う。
そこで日々増殖するグルメ番組について考えてみた。
そもそもテレビをこうも食べてばかりにしたのは間違いなくテレビ東京ではないか。「大食い選手権」的な番組しかり、毎夕、ループで放送される「孤独のグルメ」しかり。グルメに特化した局といっても言い過ぎではない。
そのテレ東からまたグルメ番組が誕生した。その名も「ここ、偉人も来てました」。先月29日に放送された特番だが、平日の夜にボーッと見るには最適の番組だった。番組のコンセプトは「偉人の孫3人が偉人が愛した名店を巡る」。昭和、平成を彩る60人の偉人が愛した名店徹底調査だ。
偉人の定義がいまひとつわからないが、芸能人や有名人とするより偉人の方がありがたみも増す。偉人の孫3人は元総理竹下登の孫DAIGO、世界的ファッションデザイナー森英恵の孫森泉、曽祖父は6代目尾上菊五郎、祖父は俳優鶴田浩二、歌舞伎界から尾上右近。
一行が最初に訪れたのは神保町にある「神田天麩羅はちまき」。創業1931年。ここには元総理がお忍びで食した天ぷらがあるという。DAIGOがいたからやっぱりおじいちゃんの竹下総理。店内に入ると奥にはなぜか竹下総理のものまねをする神奈月の姿が……。「おじいちゃん」と喜ぶDAIGO。
ここで天ぷらを待つ間DAIGOのおじいちゃんトークが始まる。総理になった日、帰ってきて「アイムソーリー、僕ソーリー」とおどけていたとか。おならをして自分で一生懸命吸い込んでいたというたわいもない話まで飛び出す。竹下総理が店に入るなり、まず運転手のおみやげを注文していたという店主のエピソードはよかった。


















