俳優・篠井英介さんは無趣味人間「一番やりたい芝居をまたやることができる。もう死んでもいい」
一番好きな「欲望という名の電車」がまたやれる。もう死んでもいい
今度、私が一番好きな「欲望という名の電車」をやります。1992年にはジェンダー問題でかなわず、9年後の2001年にブランチを初演し、再演を03年、07年とこれまで3回やっています。正直言ってそれで終わりかなと思っていました。
でも、おかげさまでその一番やりたいお芝居をまたやることができる。今はもう死んでもいいと思っています(笑)。これを誰にも迷惑をかけず、無事にやり終えることができたら、大往生できそうです。
歌舞伎は坂東玉三郎さんの影響を随分、受けています。歌舞伎を描いた映画「国宝」も見ました。よかったですね。
あの映画はライバルの喜久雄と俊介の役に歌舞伎役者の縁者を起用しなかったことも成功の一因だと思います。もし歌舞伎役者の縁者だと「〇〇の息子がやっている」とわかって嘘っぽくなる。歌舞伎と縁のない2人がやったからこそ、みんなが見てくれる作品になったのではないでしょうか。
もしテレビ版やネットフリックス版が制作されるなら「国宝」に出てみたいですね。女方としてなら、渡辺謙さんがやっていた父親の役なら大丈夫かもしれない。もしくは、とっても評判がよかった田中泯さんがやった女方です。存在感が抜群です。本当に素晴らしかった。ああいう役をぜひやってみたいです。 (聞き手=峯田淳)


















