(4)緑内障治療の研究も進む…失った視力が回復する可能性

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 目の再生医療は、緑内障治療でも研究が進んでいます。緑内障は日本人の失明原因トップで患者数も多い病気です。厚労省研究班の調査(2019年度の新規視覚障害認定者に関する全国調査)によると、成人の失明原因の40.7%を占め、40歳以上で5%、70歳以上では11%もの人が発症している中高年にとっては他人事とは言えない病気のひとつです。

 失明第2位の網膜色素変性が13%、第3位の糖尿病網膜症が10.2%ですから緑内障による失明がいかに多いかが分かります。

「緑内障は目の神経が障害され、視野が欠けていく病気です。早期発見・早期治療が重要ですが、自覚症状がほとんどないため進行しても気がつかないことが多く、9割は未発見の“潜在患者”といわれています。発見が遅れると失明するリスクが高くなります」

 こう話すのは中澤徹・東北大学大学院医学系研究科眼科学分野教授です。

 中澤教授によると、一度失われた視神経を回復する治療法はなく、現在は眼圧を下げる点眼薬や複数の薬剤を組み合わせて進行を抑える治療が一般的だそうです。

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