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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ナダルの「究極の他責思考」は心を和らげ、笑いにも転換させる

公開日: 更新日:

「なんか番組やと思った瞬間、力みすぎや」
 (ナダル/TBS系「水曜日のダウンタウン」4月15日放送)

  ◇  ◇  ◇

 3年ぶりに番組で千葉の山奥に“監禁”されてしまったコロコロチキチキペッパーズ・ナダル(41)。“身代わり”となる人物を呼び出して、ジェスチャークイズを正答してもらえないと部屋から出られないというルール。来てもらうだけでも大変だが、ようやくやって来た先輩芸人のちょんまげラーメン・きむが正解できずに、そのまま帰ってしまったことに対して言い放った言葉を今週は取り上げたい。

「行き切られへん理由そこや。結果残してくれ、頼むから。めっちゃ嫌われてんぞ、芸人に」と止まらない。それについたナレーションは「ナダルの真骨頂、先輩への暴言」。

 もともとは結成3年6カ月の最短記録で「キングオブコント2015」(TBS系)の王者になった、いわばエリート芸人。けれど、吉本興業の養成所NSCでは、成績優秀な順にAからCにクラス分けされるが、ナダルは「余裕のC4」(フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」24年1月13日)。そうした境遇だったからか「誰かを下に見ないと生きてられへんの!」(フジテレビ系「全力!脱力タイムズ」21年10月22日)とまったく悪びれる様子もなく言う。

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