田中ウルヴェ京さん(3)五輪でも実践、実力を出すための「独り言ルーティン」を話します

公開日: 更新日:

スポーツ心理学者/博士 ソウル五輪アーティスティックスイミングデュエット銅メダル

アスリートの仲間と(左から)サッカーの佐々木則夫氏、本人、ソフトボールの宇津木麗華氏、ラグビーの清宮克幸氏(本人提供)

 10歳からやっていたシンクロ(アーティスティックスイミング)とゴルフのどちらも、「一つ力を抜くこと」が実力を出すには大事だと思ってます。ソウルオリンピックの前につけていた日記にもそう書いたんですが、なんかその言葉が好きなんです。本当は(全部で)100しかないのに120出すくらい一生懸命いつも頑張る。でも、最後はそこから一つ力を抜くこと、8割の力しか出さないイメージ。シンクロでもゴルフでも。

 オリンピックの決勝でも「8割」と思うように意識する。それでも実際はもっと頑張っちゃってるから。多分、それでちょうど100なんだということです。

 どうやるかというと、もう「独り言」のルーティンです。自分に言い聞かせる。オリンピックの時のことは今でも覚えています。朝、日記を見て、選手村の宿舎でパッと鏡を見て「一つ力を抜くこと」って言ってから出ました。(競技)直前はだんだん力が入ってきますけど、毎日やってたから無意識にできるというか、できるんだと思うことにしてます。競技としてはやっぱり無意識が最高なんですが、無意識って意識してつくれるものじゃないし。(デュエットのパートナー)小谷(実可子)さんとは10歳からソロではお互いライバルだけど、相手のことは認めてる。自分のせいで負けるわけにはいかないって私も彼女も思っているので、めちゃめちゃ信頼感はあるんです。

 ゴルフは、シンクロみたいに練習していないから、さすがに無意識にはならないですけど、やっぱり「よろしくお願いします」って構えてから「一つ力を抜くこと」と言って打つんです。そうすると 

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