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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

新型コロナワクチンと突然死に因果関係なし? カナダの大規模研究

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスに対するメッセンジャーRNAワクチンは、新しい技術であるにもかかわらず、異例の速度で開発が進み、世界各国で承認されました。同ワクチンによって、新型コロナウイルスの感染リスクが大きく減少した一方、心筋炎や血栓症(血液が固まって血管が塞がれてしまう状態)などのまれな副反応も明らかとなりました。

 近年ではまた、新型コロナウイルスワクチンの接種によって突然死のリスクが増えるのではないかという懸念も生じています。ただし、同ワクチンと突然死の増加について、質の高い科学的根拠は存在しませんでした。

 そのような中、新型コロナウイルスワクチンと突然死の関連性を検討した研究論文が、「プロス・メディシン」という医学誌の電子版に2026年3月19日付で掲載されました。

 カナダで行われたこの研究では、突然死を発症した4806人(中央値36歳)と、年齢や性別などが一致する突然死を発症していない2万4030人が解析対象となりました。

 突然死は、病院以外で発生した死亡、救急外来における心停止や重度の不整脈などによる死亡、心停止の診断で入院してから24時間以内に死亡した症例と定義され、新型コロナウイルスワクチンの接種状況との関連性が分析されています。

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