常務が不適切報酬で解任…サンリオ「10年後に時価総額5兆円」目標の足を引っ張る2つの誤算
人気キャラクターの「ハローキティ」などを手掛けるサンリオは16日、常務取締役が複数年にわたり、米子会社から合計数億円の不適切な報酬を受け取っていた疑いがあると発表した。
この常務は同社の指名・報酬諮問委員会で定められた報酬のほか、2021年から25年まで最高経営責任者(CEO)を務めた米国子会社「サンリオインク」から別途報酬を受け取っていたとされる。内部通報を受けて社内調査を実施したところ、数億円の追加報酬を得ていた疑いが発覚したという。
サンリオによると、疑いを持たれているのは斎藤陽史常務取締役で、16日の取締役会で退任を決定。すべての職務を停止するとともに、今後、独立した専門機関と詳細を調査する方針だ。
この不祥事に、「あまりにタイミングが悪い」と、取引銀行幹部は眉をひそめる。サンリオは4月3日、創業者の辻信太郎氏の名を冠した「山梨いちごの王さまミュージアム サンリオ創業者 辻信太郎記念館」を、同氏の出生地である山梨県甲斐市にオープンしたばかりだからだ。
オープニングセレモニーには、長崎幸太郎知事も駆け付け、98歳となった信太郎氏がハーモニカを演奏するサプライズもあった。


















