小澤俊夫さんを悼む 戦争体験を通じて秘密保護法、テロ等準備罪などを痛烈批判

公開日: 更新日:

 昔話の研究に取り組んだ口承文芸学者で筑波大名誉教授の小澤俊夫さんが4月18日、老衰のため川崎市内の施設で死去した。96歳だった。

 中国・長春生まれ。グリム童話や日本の昔話を研究し、ヨーロッパの口承文芸理論を日本に紹介。1992年から全国各地で「昔ばなし大学」を開講。98年には川崎市に「小澤昔ばなし研究所」を設立した。指揮者の故・小澤征爾さんは弟で、ミュージシャンの小沢健二さんは息子。

 小澤さんが生前訴えていたのは、平和憲法の大切さだ。自身の父親である開作氏が満州に渡り、石原莞爾に共鳴、五族協和を訴えた開作氏は大陸でも帰国後の日本でも特務機関の監視対象だったことなど、小学生時代の貴重な戦争体験を語り、安倍政権による秘密保護法(2013年)、テロ等準備罪(2017年)を批判、強く警鐘を鳴らしていた。

  ◇  ◇  ◇

 2017年の貴重なインタビュー全文は、関連記事【インビュー】小澤俊夫氏が警鐘 「共謀罪で言論の息の根が止められる」で読める。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    司忍、高山清司コンビによる「名門ヤクザ」コレクション

  2. 2

    高市首相に浮上する「サミット花道論」地方選で連敗、就任半年で激ヤセ&ふらふら…“辞めろデモ”も拡大

  3. 3

    “激ヤバ”高市チルドレン門寛子議員が大炎上! 国会前ペンライトデモを「ごっこ遊び」と揶揄・嘲笑

  4. 4

    ナフサ供給不安に高市政権は「目詰まり」リピート…勝手な“造語”で国民ダマし責任逃れの姑息

  5. 5

    高市首相と麻生副総裁ついに亀裂か? 永田町がザワついた「焼き魚狂騒」の噴飯

  1. 6

    内閣支持率急落…高市“安倍イタコ”首相にチラつき始めた突然「ブン投げ退陣」の既視感

  2. 7

    高市政権が公約「消費税ゼロ」断念へ秒読み…党や政府内で「誰が口火を切るか」のチキンレース勃発

  3. 8

    豊中市長選も維新は1.5万票差の大敗…「大阪都構想」ガタガタの手詰まり感と消えゆく吉村代表の“神通力”

  4. 9

    維新・池畑浩太朗議員がまた大炎上!事務員の“迷惑駐車”で晴海フラッグ住民から大ブーイング→トンデモな言い訳

  5. 10

    小泉進次郎防衛相またやらかし! 今度は自衛官を「軍人」とX投稿、会見で釈明も間違い認めず大炎上

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 3

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  4. 4

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  5. 5

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  1. 6

    (5)梶原一騎は「極真の若いやつらが襲ってきたらドタマかち割ってやる」と特殊警棒を振り回した

  2. 7

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ

  3. 8

    山﨑賢人が「ジョン万」に起用 NHK大河出演後は“大きなリターン”が待っている

  4. 9

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  5. 10

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病